日本産業規格表示認証品
JIS B 7524 – 2008

すきまゲージは間隔を測定するのに用いられ、他の測定器では測り得ない微細な二平面の間隔を簡単にかつ正確に検査することが出来ます。
自動車や、電動機、発動機関のピストンやシリンダー部の間隔測定には必要欠くことの出来ない測定具です。
当社はすきまゲージで初のJISマークの表示許可を受け、高品質のすきまゲージを供給しています。
JISでは、リーフの厚さの精度だけでなく、その測定方法、幅や長さ及びその精度、材質・硬度・表面粗さまで規定されております。
厚さの精度の測定方法は『ブロックゲージを基準に指針測微器を用いて測定すること』となっており、『マイクロメーターでの計測』と測定値が違う事があります。

ご使用に際しまして『鹿皮』等でゲージ表面の防錆剤や汚れ、埃等を完全に拭き切ってからご使用ください。
ご使用後も同様にゲージ表面を清掃した後、『防錆粉』または『ミシン油』等の低粘度の油類を塗布して防錆した上で保管して下さい。
これらの防錆剤は目や口に入ると危険ですので十分ご注意ください。

1992年の改正により、それまでありました等級(特級・並級)は廃止され、全て特級精度に統一されるとともに、新たに厚さ0.01mm、 0.02mmのリーフと12枚組の組合せが設定されました。
2008年の1月には、新たに11枚組の組合せが設定され、同時に材料の供給の停止、硬度の不足等の面から製品の維持が困難であると判断されSK焼入材以外の材質がJIS製品から除外されることとなりました。
悪しからず、ご了承のほどお願い申し上げます。

尚、蛇足ながら、2024年1月現在『すきまゲージ』でJISの認証を受けているのは、『株式会社スワン 本社工場』 と 『当社 本社工場』 の2件のみであります。
JISの普及のためにも、他の工場のJIS認証取得を我々2工場は切に望みます。
もし、他の工場が認定されました際は、ご連絡下さい。文面を訂正致します。
弊社のJIS製品の型番は、JISにより制定された型番です。
JISマークなしに同じ型番を使った『まがい物』の商品にご注意ください。

参考規格:JIS B 7524 – 2008